2007年03月16日(金)
平塚~大磯~小田原~箱根畑宿
曇り
7時30分にホテルを出発する。外に出ると顔や手が冷たい。
かなり気温は低そうだ。
7時50分 平塚宿跡を通る。
平塚は宿としてはあまり大きな宿ではなかったということだ。
8時20分 大磯駅近くの大磯宿跡を通過。
大磯は吉田茂をはじめ政財界の大御所が愛した場所だ。
旧吉田茂邸が近くにあったが見ることができないということだった。国道を外れて旧道を歩く。一人で歩いていると気持ちがいい。大きな松が街道に倒れ掛かるようにせり出している。
それにしても静かだ。誰も歩いていない。
9時45分 二宮駅前を通る。箱根駅伝でよく耳にする地名で定点ポイントがある場所だ。今回の旅は当然のことだが、このあたりは箱根駅伝と重なる部分が多い。今後駅伝を見るときは、今回の旅を懐かしく思い出すことだろう。
吾妻神社の信号から旧道に入り、しばらく歩いて国道に戻る。更に少し先からもう一度旧道に入って押切坂を過ぎ、国道と合流すると、間もなく押切川にかかる押切橋を渡る。国道は車が多く騒音が大変だが、旧道は静かな通りだ。このころになると前方にかすかに箱根と思える山が見えてきた。
10時30分小田原市に入って少しして急に視界が開けた。相模湾が広がり、前方には箱根がよく見えるようになる。あいにく曇天で箱根は霞んで見えるが、いよいよ来たなという気持ちが沸き起こってくる。
国府津を歩いていると、家々に高層マンション建設反対のノボリが掲げられている。それもかなり広範囲に渡る。どこのことだろうと思いながら歩いていると、右手に大きな建設中の高層マンションが見えた。あれだけ高さがあれば湘南の海を一望することができて眺めはいいだろうが、かなり激しい反対運動が繰り広げられているようなので、入居した人たちと近隣の人たちの関係は大丈夫なのだろうかといらぬ心配をしてしまった。
江戸時代にもやはり隣近所と色々な争いごとがあったのだろうかと思いながら歩く。
酒匂川にかかる酒匂橋を渡る。この川も大きな川だ。徳川幕府は防衛上架橋も渡船も許さなかったそうだが、これだけの川を渡るのは大変だっただろうと思った。
小田原市街地に入る。かなり繁華な街だ。
昼食後小田原城を見学する。ここは北条氏五代100年が城主となっていたが、豊臣秀吉により滅ぼされた城だ。昔は非常に大規模な城だったそうだが、何度も地震による被害を受けて段々規模を縮小したということで、想像していたよりも規模は小さかった。現在の天守閣は再建されたものでまだ新しく、今回登ることはしなかった。
14時25分 三枚橋に到着。いよいよ箱根に挑戦だ。今日泊まる予定の畑宿はここで左手に曲がることになる。
いきなり歩道がなくなり、すぐ横を車がかなりのスピードで飛ばしていく。ちょっと怖い。
早雲寺が右手にある。北条氏五代の墓があるお寺だ。早雲の像は国の重要文化財ということだったが、見ることはできなかった。しっとりと落ち着いた雰囲気のお寺だった。
その後もだらだらとした登りが続く。
箱根湯本一里塚を過ぎると最初の石畳道だ。いよいよ来たぞと思いながら歩くが、ここの石畳は短かった。
箱根観音のところにあった標識の意味がわかりにくくて迷いながら歩いていると、道路工事をしている人がいたので道を聞く。後で思うと聞き方が悪かったのだが、それで更に混乱してしまい、今登ってきた道を逆戻りして須雲川のところまで降りてしまった。どうもおかしいと思って近くにいた人に再び道を聞くと、これまで歩いていた道でよかったことがわかりもう一度引き返すミスをやらかしてしまった。歩き旅はいつもそうだが、道を間違えて逆戻りすることほどいやなことはない。もっとも自分で勝手に間違えるのだから誰にも文句を言うことはできないのだが。
女転ばし坂という場所がある。旅人の女性が落馬して死んだことからつけられた名前ということだ。
ここを過ぎると「割石坂」という石畳の道に再び入る。苔むした石が敷き詰められており、風情があるが一方ですべって歩きにくい。わらじで歩いた場合もやはりすべるのかななどと考えながら歩く。
16時10分今日の宿である畑宿に到着する。
ここは民宿。お年寄りのご夫婦が運営されている。床の間には大きな鎧が飾られている部屋でお二人と話をしながら夕食を食べる。民宿の良さを味わえる宿だ。夕食後もしばらく話に花が咲く。昼間は無言の行のように黙々と歩いているので,、こうして宿でそこの方と色々とお話をするのはとても楽しいことだ。
本日の歩行時間 8時間40分
本日の歩数&距離 50027歩(約34km)
7時30分にホテルを出発する。外に出ると顔や手が冷たい。
かなり気温は低そうだ。
7時50分 平塚宿跡を通る。
平塚は宿としてはあまり大きな宿ではなかったということだ。
8時20分 大磯駅近くの大磯宿跡を通過。
大磯は吉田茂をはじめ政財界の大御所が愛した場所だ。
旧吉田茂邸が近くにあったが見ることができないということだった。国道を外れて旧道を歩く。一人で歩いていると気持ちがいい。大きな松が街道に倒れ掛かるようにせり出している。
それにしても静かだ。誰も歩いていない。
9時45分 二宮駅前を通る。箱根駅伝でよく耳にする地名で定点ポイントがある場所だ。今回の旅は当然のことだが、このあたりは箱根駅伝と重なる部分が多い。今後駅伝を見るときは、今回の旅を懐かしく思い出すことだろう。
吾妻神社の信号から旧道に入り、しばらく歩いて国道に戻る。更に少し先からもう一度旧道に入って押切坂を過ぎ、国道と合流すると、間もなく押切川にかかる押切橋を渡る。国道は車が多く騒音が大変だが、旧道は静かな通りだ。このころになると前方にかすかに箱根と思える山が見えてきた。
10時30分小田原市に入って少しして急に視界が開けた。相模湾が広がり、前方には箱根がよく見えるようになる。あいにく曇天で箱根は霞んで見えるが、いよいよ来たなという気持ちが沸き起こってくる。
国府津を歩いていると、家々に高層マンション建設反対のノボリが掲げられている。それもかなり広範囲に渡る。どこのことだろうと思いながら歩いていると、右手に大きな建設中の高層マンションが見えた。あれだけ高さがあれば湘南の海を一望することができて眺めはいいだろうが、かなり激しい反対運動が繰り広げられているようなので、入居した人たちと近隣の人たちの関係は大丈夫なのだろうかといらぬ心配をしてしまった。
江戸時代にもやはり隣近所と色々な争いごとがあったのだろうかと思いながら歩く。
酒匂川にかかる酒匂橋を渡る。この川も大きな川だ。徳川幕府は防衛上架橋も渡船も許さなかったそうだが、これだけの川を渡るのは大変だっただろうと思った。
小田原市街地に入る。かなり繁華な街だ。
昼食後小田原城を見学する。ここは北条氏五代100年が城主となっていたが、豊臣秀吉により滅ぼされた城だ。昔は非常に大規模な城だったそうだが、何度も地震による被害を受けて段々規模を縮小したということで、想像していたよりも規模は小さかった。現在の天守閣は再建されたものでまだ新しく、今回登ることはしなかった。
14時25分 三枚橋に到着。いよいよ箱根に挑戦だ。今日泊まる予定の畑宿はここで左手に曲がることになる。
いきなり歩道がなくなり、すぐ横を車がかなりのスピードで飛ばしていく。ちょっと怖い。
早雲寺が右手にある。北条氏五代の墓があるお寺だ。早雲の像は国の重要文化財ということだったが、見ることはできなかった。しっとりと落ち着いた雰囲気のお寺だった。
その後もだらだらとした登りが続く。
箱根湯本一里塚を過ぎると最初の石畳道だ。いよいよ来たぞと思いながら歩くが、ここの石畳は短かった。
箱根観音のところにあった標識の意味がわかりにくくて迷いながら歩いていると、道路工事をしている人がいたので道を聞く。後で思うと聞き方が悪かったのだが、それで更に混乱してしまい、今登ってきた道を逆戻りして須雲川のところまで降りてしまった。どうもおかしいと思って近くにいた人に再び道を聞くと、これまで歩いていた道でよかったことがわかりもう一度引き返すミスをやらかしてしまった。歩き旅はいつもそうだが、道を間違えて逆戻りすることほどいやなことはない。もっとも自分で勝手に間違えるのだから誰にも文句を言うことはできないのだが。
女転ばし坂という場所がある。旅人の女性が落馬して死んだことからつけられた名前ということだ。
ここを過ぎると「割石坂」という石畳の道に再び入る。苔むした石が敷き詰められており、風情があるが一方ですべって歩きにくい。わらじで歩いた場合もやはりすべるのかななどと考えながら歩く。
16時10分今日の宿である畑宿に到着する。
ここは民宿。お年寄りのご夫婦が運営されている。床の間には大きな鎧が飾られている部屋でお二人と話をしながら夕食を食べる。民宿の良さを味わえる宿だ。夕食後もしばらく話に花が咲く。昼間は無言の行のように黙々と歩いているので,、こうして宿でそこの方と色々とお話をするのはとても楽しいことだ。
本日の歩行時間 8時間40分
本日の歩数&距離 50027歩(約34km)
旅の地図
記録
-
2007年03月13日(火)
-
2007年03月14日(水)
-
2007年03月15日(木)
-
2007年03月16日(金)
-
2007年03月17日(土)
-
2007年03月18日(日)
-
2007年03月19日(月)
-
2007年03月20日(火)
-
2007年03月21日(水)
-
2007年03月22日(木)
-
2007年03月23日(金)
-
2007年03月24日(土)
-
2007年03月25日(日)
-
2007年03月26日(月)
-
2007年03月27日(火)
-
2007年03月28日(水)
-
2007年03月29日(木)
-
2007年03月30日(金)
プロフィール
歩人
かっちゃん