北海道を歩く

2006年09月17日(日) ~2006年10月16日(月)
総歩数:682610歩 総距離:477km

2006年09月29日(金)

サンルート苫小牧~白老温泉ホテル

                  歩数:32237歩 移動距離:22.6km
 8時にホテルを出発。二日続けて5万歩、35kmを超えた関係からかなんとなく身体が重い。
 今日は距離を短く設定していて良かった。ホテルは苫小牧の中心街にあるため、すれ違うバスを見るとかなりの人が乗っている。立っている乗客を見るのは久しぶりのような気がする。
 今日も36号線に沿って歩く。相変わらず直線だ。その両側に企業の社屋がズラッと並んでいるのだが、歩いているうちに二つのことに気がついた。
 一つは社屋がどこもせいぜい二階建てで、高層のビルがないということだ。土地が広く価格も安いのだろう。各社広々とした敷地に立っている。ただ空き地は全くない。
 もう一点は信号機が極めて少ないことだ。一直線の道路なのに一つ信号があると、その場所から次の信号が見えないほど離れているのだ。これだけ道の両側に企業が立地しているのに道を横断するときはどうするのだろうと思う。それだけ信号間で距離があるため、他と連動する必要がないのだろう。押しボタン式で押すとすぐに信号が変わる。私一人のために信号が変わり、車は私が渡り終えるのを待っていてくれるのだ。ちょっと面映い気持ちだ。
 やがて左手に太平洋が見えてくる。
 海沿い近くを鉄道に沿って国道が走っており、更に海の横を道が通っているのでそちらを歩く。やはり海沿いの道は気持ちがいい。道は交通量が多い。どの車もかなり飛ばしている。これだけ直線だとついスピードを出してしまうのだろう。ここでもスピードダウンという看板がいたるところに立っている。
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 社台というところを歩く。最初は気がつかなかったのだが、牧場が見えてきたとき気がついた。「社台ファーム」だ。競馬には興味がない私でもその名前を知っている。サラブレッドの生産で日本一の実績を誇り、数々の名馬を送りだしているところだ。馬が気持ちよさそうに草を食べている。口笛を吹くと一頭の馬がこちらを見た。手を振って挨拶をするとこちらをずっと見ていた。かわいいものだ。
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 右手には樽前山がそびえている。1041mのこの山は、山頂に大きな溶岩ドームができており、活火山だ。このドームは樽前山溶岩円頂丘として、北海道指定文化財の特別天然記念物に指定されているそうだ。もしこの山が火山灰の広範な噴出を含む噴火をした場合、風下にある新千歳空港が使用不可になるなど大きな影響が懸念されているそうだ。
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 14時10分に今日の宿白老温泉ホテルに到着する。天然温泉だ。人口2万人ほどの町でアイヌ民族博物館が有名だが、以前来た事があるので今回は行かず、温泉でゆっくりする。今回の旅の泊まりは今日で最後だと思うとちょっとホッとする。

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