2006年09月22日(金)
ホテル神居岩~北竜町サンフラワーパーク北竜
歩数:31899歩 移動距離:22.6km
朝食を食べるために食堂に行くと、歩いているのかと聞かれる。どうもホテル内で話題になっている様子。四国ではありふれた行動なのだが、北海道を歩くという人間は少ないのだろう。驚かれることが多い。
今日は北竜の宿まで歩くと40km程になるということで、どうするか大分迷ったが、無理をせず一部JRを利用することにする。宿の人が駅まで送ってくれるということなので、昨日歩いてきた道を少し戻る形になるのだが留萌駅まで送ってもらう。送ってくれた人は以前別の会社の営業をやられていたそうだがリストラで退職、今はホテルで仕事をされているが、拘束時間が長いので大変だというようなことを車中で言われていた。JRは留萌駅から幌糠駅までの三駅15.6kmを利用することにする。8時12分に乗車し8時30分着、乗っている時間はわずか18分だが歩くと4時間近くはかかる計算になる。早いものだ。
昨日までは海沿いの道を歩いてきたが、今日からは内陸部への道を歩く。直角に曲がった形だ。最初のうちは農家が点在していたが、やがて美葉牛峠に差し掛かると完全に山の中。人家は全くない。午前中歩いていて気がついたのだが、バス停がたまにあるのだが小屋がない。ベンチも置かれていない。ただバス停の看板が立っているだけである。そのため休憩を取ろうと思っても座る場所がないので道路に座り込んで休む。雨が降っていると困るところだ。
峠を越え北龍町に入る頃から家が次第に多くなる。ただ、今日も一日ほとんど人に会わない。ごくたまに遠くの田んぼの中に一人二人の方が農作業をしている姿が見えるのみだ。田んぼは収穫期なのだろう。実った稲が並ぶ。「実るほど頭をたれる稲穂かな」という句が何故か頭に浮かぶ。専門家ではないのでわからないが作柄はかなりいいのではないかと思う。このあたりはとても豊かな穀倉地帯だということを後になって聞く。
北龍町に入る頃からお伽噺に出てくるようなバス停が設置されている。かわいい造りである。
早速なかに入って休憩を取る。どこの小屋もそうだが、中には雪かき用なのだろう、スコップが備えられている。ここも例外ではなくちゃんと二本設置されていた。
これまで見てきた小屋とはかなり外見が違うので、誰が設置しているのか疑問に思いホテルで聞くと、各自治体が設置しているとのこと。各自治体で造りが異なるのはその自治体のセンスや財力を見るようで面白い。バス停に小屋を設置するということは少なくともこれまで行ったところでは見たことがない。これは北海道独自のものなのか、あるいは雪の多い北国の地方もそうなのかわからないが、バス停コンテストなどやると面白いのではないかと勝手に思った。
サンフラワーパークまでもう少しというところまで来た時、後ろから来た車が横で止まり私の名前を呼ばれた。誰だろうと思っていると沼田町役場地域開発課のkさんだった。役場にこのあたりのことを尋ねた時に応対をしてくれた方だ。昨日留萌まで来て明日は北竜に入るということを電話で伝えていたので、今日国道を探していたとのこと。思いがけなかっただけにとてもうれしく思った。しばらく話をし、この地方で作っているというトマトジュース3本の差し入れまで頂く。四国でのお接待を思い出す。感謝。
やがて今日の宿であるサンフラワーパーク北竜に着く。これもおとぎの国の建物のような造りだ。部屋もきれいだし風呂は温泉。広くて気持ちが良かった。
北海道は温泉が多いと改めて思う。ここの泉質はナトリウム塩化物泉で神経痛、筋肉痛などに効果があるとのこと。歩いていて筋肉が張っているので丁度良かった。ついでにマッサージを受ける。足の筋肉が張っているといわれたので「歩いているので」と言うと「あぁ、それでね」と言われる。「で、どのくらい歩いているのですか」と言うので「北から南、函館まで」と言うと「えぇ~」と驚いていた。近所を散歩している程度と思っていたようだ。がんばってくださいと激励を受ける。
歩いていて気がついたこと。道路の距離表示である。写真はほぼ同じ場所にあるのに、左手の標識は深川まで25kmと書かれており、右手の標識では同じ深川まで22kmとなっている。
基準となる場所が違うのだろうが、標識にはどちらも深川までとだけしか書かれていない。なぜこのようにおかしな標識になるのか、距離を測定する際の基準点を統一すれば、このような表示にはならないだろうし、第一標識は一つで済むはずである。基準点が違うのであればそのように表示すべきではないかと思った。なぜそれほどこだわるのかと言うと、車に乗っているときの3km差は目くじら立てる距離ではないのだが、歩く場合の3km差はかなりの時間になるのである。まぁ歩いている人間は皆無と言ってもいいほどなので、どうと言うことはないのかもしれないが、なんとなく釈然としない標識ではあった。
朝食を食べるために食堂に行くと、歩いているのかと聞かれる。どうもホテル内で話題になっている様子。四国ではありふれた行動なのだが、北海道を歩くという人間は少ないのだろう。驚かれることが多い。
今日は北竜の宿まで歩くと40km程になるということで、どうするか大分迷ったが、無理をせず一部JRを利用することにする。宿の人が駅まで送ってくれるということなので、昨日歩いてきた道を少し戻る形になるのだが留萌駅まで送ってもらう。送ってくれた人は以前別の会社の営業をやられていたそうだがリストラで退職、今はホテルで仕事をされているが、拘束時間が長いので大変だというようなことを車中で言われていた。JRは留萌駅から幌糠駅までの三駅15.6kmを利用することにする。8時12分に乗車し8時30分着、乗っている時間はわずか18分だが歩くと4時間近くはかかる計算になる。早いものだ。
昨日までは海沿いの道を歩いてきたが、今日からは内陸部への道を歩く。直角に曲がった形だ。最初のうちは農家が点在していたが、やがて美葉牛峠に差し掛かると完全に山の中。人家は全くない。午前中歩いていて気がついたのだが、バス停がたまにあるのだが小屋がない。ベンチも置かれていない。ただバス停の看板が立っているだけである。そのため休憩を取ろうと思っても座る場所がないので道路に座り込んで休む。雨が降っていると困るところだ。
峠を越え北龍町に入る頃から家が次第に多くなる。ただ、今日も一日ほとんど人に会わない。ごくたまに遠くの田んぼの中に一人二人の方が農作業をしている姿が見えるのみだ。田んぼは収穫期なのだろう。実った稲が並ぶ。「実るほど頭をたれる稲穂かな」という句が何故か頭に浮かぶ。専門家ではないのでわからないが作柄はかなりいいのではないかと思う。このあたりはとても豊かな穀倉地帯だということを後になって聞く。
北龍町に入る頃からお伽噺に出てくるようなバス停が設置されている。かわいい造りである。
早速なかに入って休憩を取る。どこの小屋もそうだが、中には雪かき用なのだろう、スコップが備えられている。ここも例外ではなくちゃんと二本設置されていた。
これまで見てきた小屋とはかなり外見が違うので、誰が設置しているのか疑問に思いホテルで聞くと、各自治体が設置しているとのこと。各自治体で造りが異なるのはその自治体のセンスや財力を見るようで面白い。バス停に小屋を設置するということは少なくともこれまで行ったところでは見たことがない。これは北海道独自のものなのか、あるいは雪の多い北国の地方もそうなのかわからないが、バス停コンテストなどやると面白いのではないかと勝手に思った。
サンフラワーパークまでもう少しというところまで来た時、後ろから来た車が横で止まり私の名前を呼ばれた。誰だろうと思っていると沼田町役場地域開発課のkさんだった。役場にこのあたりのことを尋ねた時に応対をしてくれた方だ。昨日留萌まで来て明日は北竜に入るということを電話で伝えていたので、今日国道を探していたとのこと。思いがけなかっただけにとてもうれしく思った。しばらく話をし、この地方で作っているというトマトジュース3本の差し入れまで頂く。四国でのお接待を思い出す。感謝。
やがて今日の宿であるサンフラワーパーク北竜に着く。これもおとぎの国の建物のような造りだ。部屋もきれいだし風呂は温泉。広くて気持ちが良かった。
北海道は温泉が多いと改めて思う。ここの泉質はナトリウム塩化物泉で神経痛、筋肉痛などに効果があるとのこと。歩いていて筋肉が張っているので丁度良かった。ついでにマッサージを受ける。足の筋肉が張っているといわれたので「歩いているので」と言うと「あぁ、それでね」と言われる。「で、どのくらい歩いているのですか」と言うので「北から南、函館まで」と言うと「えぇ~」と驚いていた。近所を散歩している程度と思っていたようだ。がんばってくださいと激励を受ける。
歩いていて気がついたこと。道路の距離表示である。写真はほぼ同じ場所にあるのに、左手の標識は深川まで25kmと書かれており、右手の標識では同じ深川まで22kmとなっている。
基準となる場所が違うのだろうが、標識にはどちらも深川までとだけしか書かれていない。なぜこのようにおかしな標識になるのか、距離を測定する際の基準点を統一すれば、このような表示にはならないだろうし、第一標識は一つで済むはずである。基準点が違うのであればそのように表示すべきではないかと思った。なぜそれほどこだわるのかと言うと、車に乗っているときの3km差は目くじら立てる距離ではないのだが、歩く場合の3km差はかなりの時間になるのである。まぁ歩いている人間は皆無と言ってもいいほどなので、どうと言うことはないのかもしれないが、なんとなく釈然としない標識ではあった。
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