2006年09月19日(火)
豊富観光ホテル~天塩町~遠別町~初山別村~羽幌町~苫前町高畠旅館
歩数:11386歩 移動距離:8km
ホテルを8時30分に出発。ホテルの人が昨夜はかなりの風雨だったと言っていたが、ぐっすり寝込んでいて全く覚えていない。出発の時雨は止んでいたが、確かに道路は濡れており、水溜りがあちこちにできていた。豊富から天塩へ向かう道は風が強く車が揺れるほどだった。台風の影響のようなのでN君を早めに帰さなければならないななどと考えながら走る。
ところが天塩町を過ぎる頃から風はやみ、雨もたまにポツポツと落ちてくる程度で静かになってきた。遠別町、初山別村を通り過ぎるが特にこれといってみるところはない。原野の中をまっすぐな道がどこまでも続いているのみ。人家は全く見えない。大地の広さを肌で感じる。
「すっげぇ~」「いいなぁ~」「デッカイドウ~」と車の中で二人で交互に叫ぶ。もっとも車で移動しているからこそこの余裕だろう。この道を歩くとなると大変だろうな、歩道がないところが多いし、とにかく変化に乏しい、丸一日原野をさまようような感じになるだろうなと思う。いきなりだがちょっと腰が引けてくる感じがある。
10時55分羽幌の町に入ったところでN君と別れることにする。彼は15時の飛行機で羽田に帰るのだ。それにしても車は早い。車で丁度一日移動したのだが、これを歩くとなると5日分の行程になるのだ。
さてこれからいよいよ一人旅だと思うと、先ほどの腰が引けた気持ちが一気に吹っ飛び、身も心も引き締まった。人間の心なんて本当に不思議なものだとツクヅク思った。
羽幌から苫前まではこれまでと異なりかなり交通量が多い。歩道もついているので歩きやすい。もっとも歩いている人は誰もいない。行き交う車の中から何をしているのだろう?という感じで怪訝そうにこちらを見ている人が多い。原野の中の道をオッサンが一人テクテクと歩いている姿を見ると、何をやっているのだろう?と思っても当然だろう。
12時50分苫前夕陽ケ丘ホワイトビーチというところにあるレストランで昼食にする。中に入ってみると暖房が入っていた。そしてそれがちょうどいいと感じるのだ。やはり北海道だという思いを改めて抱く。やがて苫前の町に入り高畠旅館に13時30分到着。
歩き始めたばかりだし、距離も短かったため、今日は余裕がある。時間も早かったので荷物を置いて町を散策してみることにする。もっとも町といっても範囲は狭く、集落という感じだ。
郷土史資料館というところがあったが、あいにく休館日だった。それでも外から見える場所に三毛別熊事件という陳列があった。昔、三毛別という集落で熊に村人が襲われて何人も殺される事件があり、そのときの様子を再現した場面が陳列されているのだ。開拓当初の頃は大変なことが多かったのだろう、これ以外にも色々なことが起こっていたのだろうなと思った。更に歩いていると苫前小学校があり、開校123年と書かれた垂れ幕が下がっている。随分古い学校だ。丁度先生がおられたので話をする。この近所では増毛の学校のほうがもう少し古いそうだ。いずれにしても明治の初期にはこの地に学校が建てられていたことになる。当時は今と違い暖房も思うにまかせなかっただろうに、厳しい自然の中でどのような生活をしていたのだろうかと興味がわく。
以前は鉄道がこの地にも走っていたそうだが、今は廃線になってしまっている。
ホテルを8時30分に出発。ホテルの人が昨夜はかなりの風雨だったと言っていたが、ぐっすり寝込んでいて全く覚えていない。出発の時雨は止んでいたが、確かに道路は濡れており、水溜りがあちこちにできていた。豊富から天塩へ向かう道は風が強く車が揺れるほどだった。台風の影響のようなのでN君を早めに帰さなければならないななどと考えながら走る。
ところが天塩町を過ぎる頃から風はやみ、雨もたまにポツポツと落ちてくる程度で静かになってきた。遠別町、初山別村を通り過ぎるが特にこれといってみるところはない。原野の中をまっすぐな道がどこまでも続いているのみ。人家は全く見えない。大地の広さを肌で感じる。
「すっげぇ~」「いいなぁ~」「デッカイドウ~」と車の中で二人で交互に叫ぶ。もっとも車で移動しているからこそこの余裕だろう。この道を歩くとなると大変だろうな、歩道がないところが多いし、とにかく変化に乏しい、丸一日原野をさまようような感じになるだろうなと思う。いきなりだがちょっと腰が引けてくる感じがある。
10時55分羽幌の町に入ったところでN君と別れることにする。彼は15時の飛行機で羽田に帰るのだ。それにしても車は早い。車で丁度一日移動したのだが、これを歩くとなると5日分の行程になるのだ。
さてこれからいよいよ一人旅だと思うと、先ほどの腰が引けた気持ちが一気に吹っ飛び、身も心も引き締まった。人間の心なんて本当に不思議なものだとツクヅク思った。
羽幌から苫前まではこれまでと異なりかなり交通量が多い。歩道もついているので歩きやすい。もっとも歩いている人は誰もいない。行き交う車の中から何をしているのだろう?という感じで怪訝そうにこちらを見ている人が多い。原野の中の道をオッサンが一人テクテクと歩いている姿を見ると、何をやっているのだろう?と思っても当然だろう。
12時50分苫前夕陽ケ丘ホワイトビーチというところにあるレストランで昼食にする。中に入ってみると暖房が入っていた。そしてそれがちょうどいいと感じるのだ。やはり北海道だという思いを改めて抱く。やがて苫前の町に入り高畠旅館に13時30分到着。
歩き始めたばかりだし、距離も短かったため、今日は余裕がある。時間も早かったので荷物を置いて町を散策してみることにする。もっとも町といっても範囲は狭く、集落という感じだ。
郷土史資料館というところがあったが、あいにく休館日だった。それでも外から見える場所に三毛別熊事件という陳列があった。昔、三毛別という集落で熊に村人が襲われて何人も殺される事件があり、そのときの様子を再現した場面が陳列されているのだ。開拓当初の頃は大変なことが多かったのだろう、これ以外にも色々なことが起こっていたのだろうなと思った。更に歩いていると苫前小学校があり、開校123年と書かれた垂れ幕が下がっている。随分古い学校だ。丁度先生がおられたので話をする。この近所では増毛の学校のほうがもう少し古いそうだ。いずれにしても明治の初期にはこの地に学校が建てられていたことになる。当時は今と違い暖房も思うにまかせなかっただろうに、厳しい自然の中でどのような生活をしていたのだろうかと興味がわく。
以前は鉄道がこの地にも走っていたそうだが、今は廃線になってしまっている。
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