2006年07月14日(金)
ビジネスホテルウエストブレイズ~71番弥谷寺~73番出釈迦寺~72番曼荼羅寺~74番甲山寺~75番善通寺~山本屋本館
歩数:35525歩 移動距離:23.1km
15日に泊まる予定にしていた81番の近くにある簡保保養センターに昨夜予約の電話を入れたところ満室で断られた。歩いていると曜日の感覚がどうしても希薄になり、明日から三連休ということをすっかり忘れていたのだ。昨夜そのことに気がついてすぐに電話を入れたのだが、時すでに遅し。地図で見る限り近くに宿はない。仕方がないので急遽計画を立て直し、今日のスケジュールになった。
資料の上での計算では今日の距離は19.4km。これまでで最短の距離だ。いつもの歩きだと早い時間に宿に着いてしまう。山本屋に予約を入れる時、そう言うと「チェックインは4時からです」と言われ、「もし早く着かれたら金比羅様まで行かれたらどうですか。8km程ありますが自転車をお貸ししますよ」と言われる。そう言われるとその時はその気になってしまった。いずれにしても近いのでテレビを見たりして朝はホテルでゆっくりする。
8時50分出発したが、外に出た途端カンカン照りの猛烈な暑さに襲われる。朝早い時間だとまだ涼しいし段々暑くなってきても身体がそれに慣れてくるのでこれほど感じないのだろうが、今日はいきなりだったので身体の対応ができない。とにかく暑い。頻繁に休憩を取り水分の補給をするがすぐに息が上がってくる。
夜のニュースで今日は今年一番の暑さで四国では35度を越えていたと言っていたが、アスファルトの上を歩いたので体感温度はもっと高かったと思う。天気予報では梅雨はまだ明けておらず、週末にかけて梅雨空に戻るということを言っていたが、あと少し、結願まではなんとか梅雨は明けずにいてほしいと願うばかり。今日は宿の変更で歩く距離が短くなったことが結果として幸いしたとつくづく思った。
そんな中でも木陰を見つけて休憩を取っていると、時として涼風が吹いてくる。その気持ちのよさに何物にも変えがたい感謝の念を持つ。いつも冷房のきいた部屋にいては決して味わうことができない有難さだろう。
12時14分、71番弥谷寺到着。ホテルから3時間24分、17453歩。70番から19126歩
弥谷寺の参道入り口に俳句茶屋があり、甘酒やうどん、ところてんを売っているようだったが、今回は寄らずに先に進む。この寺は382mの弥谷山にあり急な石段が続く。参道は山道のため日差しはないものの、階段は長く、急である。108段の階段があると聞いていたが、それはごく一部であって、実際はその前後にいくつもの階段がある。汗びっしょりになってようやく着いた本堂は岩壁にはめ込まれたように建っていた。息を整えるためしばらく本堂に座り込んでいると、納経所の方が「この暑さの中、歩きでここまで来られて、その上にこの階段では大変でしょうね」と慰めてくれる。「これだけ階段があると足の弱い方は参拝できないでしょうね」と言うと、「一台くらいであれば車を止めることができるので、どうしてもと言われる方にはそこを使ってもらっている」と言われていた。少し落ち着いてきて、改めて周囲を見渡すと、岩壁には磨崖仏が彫られており、霊山の雰囲気があるお寺だった。上る時は登ることで一生懸命で気がつかなかったが、下る時に下を見ると見晴らしがよくとても気持ちがよかった。
昼食は参道を下ったところにある道の駅で食べる。へんろ弁当というメニューだった。
ここで次に行く遍路道を尋ねたが、最近はほとんど人が通らないので道が荒れており、通ることができないかもしれない、もし通ることができても蛇が沢山いて危ないので車道を通ったほうが無難と教えてもらう。今日のように暑い日は遍路道のほうが距離は短いし、木陰もあって歩きやすいと思ったが、忠告に従って車道を歩くことにした。
14時46分、73番出釈迦寺に到着。71番から9399歩。.
順番としては72番が先なのだが、73番が近所にあり、坂を登った上にあるので、先に73番から参拝をする。
15時14分、72番曼荼羅寺に到着。1070歩。
16時05分 74番甲山寺に到着。3593歩。.
16時40分、75番善通寺に到着。2547歩。
このあたりはお寺が集まっており、次々に参拝を済ますことができた。
今日の最後、善通寺は弘法大師生誕の地といわれており、広大な敷地は道を挟んで東院と西院とに分かれている。東院には金堂や五重塔をはじめとした建物が建っており、西院には正面に御影堂(大師堂)がある。
本堂に参拝した後、納経所に寄って納経を済ますと17時を少し過ぎてしまった。急いで大師堂へ向かったが、納札箱はもう引っ込められている。17時を5分ほど過ぎただけというのに納札できなかった。困ったなと思って立っていると、お年寄りの方が寄ってこられて、ほとんどのお寺は家族でやっているが、ここはそうではなく、近隣のお寺からお坊さんが集まってこられているので、どうしても時間通りにやってしまう傾向があると言っておられた。仕方がないので大師堂への納札は明日の朝することにする。
結局山本屋への到着は17時を過ぎてしまい、宿の奥さんが遅いのでどうしたのかと思っていましたと言って迎えてくれた。山本屋本店は百年の歴史があり、昔はちょうちんを作っていたそうだ。89歳になる大おかみさんがまだしっかり現役でがんばっておられていた。
15日に泊まる予定にしていた81番の近くにある簡保保養センターに昨夜予約の電話を入れたところ満室で断られた。歩いていると曜日の感覚がどうしても希薄になり、明日から三連休ということをすっかり忘れていたのだ。昨夜そのことに気がついてすぐに電話を入れたのだが、時すでに遅し。地図で見る限り近くに宿はない。仕方がないので急遽計画を立て直し、今日のスケジュールになった。
資料の上での計算では今日の距離は19.4km。これまでで最短の距離だ。いつもの歩きだと早い時間に宿に着いてしまう。山本屋に予約を入れる時、そう言うと「チェックインは4時からです」と言われ、「もし早く着かれたら金比羅様まで行かれたらどうですか。8km程ありますが自転車をお貸ししますよ」と言われる。そう言われるとその時はその気になってしまった。いずれにしても近いのでテレビを見たりして朝はホテルでゆっくりする。
8時50分出発したが、外に出た途端カンカン照りの猛烈な暑さに襲われる。朝早い時間だとまだ涼しいし段々暑くなってきても身体がそれに慣れてくるのでこれほど感じないのだろうが、今日はいきなりだったので身体の対応ができない。とにかく暑い。頻繁に休憩を取り水分の補給をするがすぐに息が上がってくる。
夜のニュースで今日は今年一番の暑さで四国では35度を越えていたと言っていたが、アスファルトの上を歩いたので体感温度はもっと高かったと思う。天気予報では梅雨はまだ明けておらず、週末にかけて梅雨空に戻るということを言っていたが、あと少し、結願まではなんとか梅雨は明けずにいてほしいと願うばかり。今日は宿の変更で歩く距離が短くなったことが結果として幸いしたとつくづく思った。
そんな中でも木陰を見つけて休憩を取っていると、時として涼風が吹いてくる。その気持ちのよさに何物にも変えがたい感謝の念を持つ。いつも冷房のきいた部屋にいては決して味わうことができない有難さだろう。
12時14分、71番弥谷寺到着。ホテルから3時間24分、17453歩。70番から19126歩
弥谷寺の参道入り口に俳句茶屋があり、甘酒やうどん、ところてんを売っているようだったが、今回は寄らずに先に進む。この寺は382mの弥谷山にあり急な石段が続く。参道は山道のため日差しはないものの、階段は長く、急である。108段の階段があると聞いていたが、それはごく一部であって、実際はその前後にいくつもの階段がある。汗びっしょりになってようやく着いた本堂は岩壁にはめ込まれたように建っていた。息を整えるためしばらく本堂に座り込んでいると、納経所の方が「この暑さの中、歩きでここまで来られて、その上にこの階段では大変でしょうね」と慰めてくれる。「これだけ階段があると足の弱い方は参拝できないでしょうね」と言うと、「一台くらいであれば車を止めることができるので、どうしてもと言われる方にはそこを使ってもらっている」と言われていた。少し落ち着いてきて、改めて周囲を見渡すと、岩壁には磨崖仏が彫られており、霊山の雰囲気があるお寺だった。上る時は登ることで一生懸命で気がつかなかったが、下る時に下を見ると見晴らしがよくとても気持ちがよかった。
昼食は参道を下ったところにある道の駅で食べる。へんろ弁当というメニューだった。
ここで次に行く遍路道を尋ねたが、最近はほとんど人が通らないので道が荒れており、通ることができないかもしれない、もし通ることができても蛇が沢山いて危ないので車道を通ったほうが無難と教えてもらう。今日のように暑い日は遍路道のほうが距離は短いし、木陰もあって歩きやすいと思ったが、忠告に従って車道を歩くことにした。
14時46分、73番出釈迦寺に到着。71番から9399歩。.
順番としては72番が先なのだが、73番が近所にあり、坂を登った上にあるので、先に73番から参拝をする。
15時14分、72番曼荼羅寺に到着。1070歩。
16時05分 74番甲山寺に到着。3593歩。.
16時40分、75番善通寺に到着。2547歩。
このあたりはお寺が集まっており、次々に参拝を済ますことができた。
今日の最後、善通寺は弘法大師生誕の地といわれており、広大な敷地は道を挟んで東院と西院とに分かれている。東院には金堂や五重塔をはじめとした建物が建っており、西院には正面に御影堂(大師堂)がある。
本堂に参拝した後、納経所に寄って納経を済ますと17時を少し過ぎてしまった。急いで大師堂へ向かったが、納札箱はもう引っ込められている。17時を5分ほど過ぎただけというのに納札できなかった。困ったなと思って立っていると、お年寄りの方が寄ってこられて、ほとんどのお寺は家族でやっているが、ここはそうではなく、近隣のお寺からお坊さんが集まってこられているので、どうしても時間通りにやってしまう傾向があると言っておられた。仕方がないので大師堂への納札は明日の朝することにする。
結局山本屋への到着は17時を過ぎてしまい、宿の奥さんが遅いのでどうしたのかと思っていましたと言って迎えてくれた。山本屋本店は百年の歴史があり、昔はちょうちんを作っていたそうだ。89歳になる大おかみさんがまだしっかり現役でがんばっておられていた。
旅の地図
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プロフィール
歩人
かっちゃん