2006年06月27日(火)
いきいきみはら会~39番延光寺~40番観自在時~山代屋
歩数:57790歩 移動距離:37.6km
昨夜はテレビも新聞もない状態だったので8時前には寝た。ぐっすり寝たため4時ごろには目覚める。
6時出発。よく寝たことと時々雨が降る程度で曇り空、道も平坦ということもあって朝のうちは快調に進む。延光寺に近づいてきたところで前方からやってきた車が停まり、中から中年の男性が下りてきて「これをどうぞ」と言って500円玉を頂いた。出勤途中の忙しい中で、わざわざ車を降りてきてお接待をくださることに感謝する。
延光寺までは休憩を取らず一気に歩き8時に到着。みはら会から2時間、14018歩。参拝を済まして40番へ向かい始めたところで同宿だったお二人に会う。「歩くのが早いですねぇ。」と奥さん。今日は延光寺を参拝後帰途に着くそうだ。
国道56号線を歩く。宿毛市だ。ここはかなりの規模の都市だ。ここの子供達は挨拶がとてもいい。向こうから先に挨拶をしてくれる場合が多い。こちらも負けずに大きな声で「おはよう」と答える。考えてみると見ず知らずのおやじにこうして子供達から率先して挨拶をしてくれるということは中々できることではないと思う。遍路姿をしているからなのかもしれないが、それにしてもとても気持ちがいい。
11時ごろ、市内のお店で回転焼き(北九州ではこう呼びます)を買おうと思って立ち寄る。もう少しで焼きあがりますので中に入って待っていてくださいとおばさんに言われ店に入る。そこで話をしているうちに隣にあるタクシー会社の女性まで出てきて話が弾む。この女性が美生柑というみかんを三個お接待でくれた。夏みかんほどの大きさがあり、どうみても重そう。それで「一個でいいですから」と言うと遠慮をしていると受け取ったようで、「まぁそういわず、どうぞ」と重ねて言う。それじゃ、ここで一個頂きますといって食べてみるとこれがおいしい!実が柔らかくやさしくて甘い。ただ、白い部分は苦いので食べないように言われる。
民宿旅路でも同じようにおいしいみかんを食べさせていただいたが、それは白い部分もおいしいので食べるようにといわれた。そのことを言うとそれはコナツという種類だという。同じようなみかんでも種類によって味も、食べ方も違うのだと知る。ここでしばらく話をする。無言の行をしているような日が多い中で、このように見ず知らずの方たちとこうしてお話をすることができるということは楽しいことだ。更に暖かいねぎらいの言葉、思いやりを感じる言葉が混じるととてもうれしく思う。記念にということで写真を撮ってもらって二人と別れ、松尾峠へと向かう。
40番へ向かう道は松尾峠を越える遍路道と国道56号線を行く道があるが、遍路道を歩くことにする。峠は300mの高さと記されていたので、それほどきつくはないだろうと思ったのだが、実際に登ってみると相当に急な登りできつかった。しかも途中、林が切れたところで下草が刈られていない場所があり、道がなくなった!道を間違えたのかと思ったが、よくよくみるとわずかに誰かが歩いた後がかすかにうかがえる。ここだけ下草が刈られていないだけで遍路道には間違いはないようなので草を掻き分け進む。山の中は蛇がうようよしており、道のないところを進むのはあまり気持ちのいいものではない。とくにまむしは怖いので、注意をしながら進む。しばらく進むとまた林の中に入る。林の中では下草が生えていないので道がある。これでこれまで歩いてきた道が間違っていなかったことを確信する。遍路道はそのほとんどで草が刈られている。これまであまり深く考えずに歩いていたのだが、自治体やボランティアの方たちの努力があればこそこれまでのように順調に歩けるのであり、感謝しなければならないと改めて思った。
雲南町へ入り、昨夜予約をしたビジネスホテルへ電話をしたが誰も出ない。昨夜のなんとも要領を得ない受け答えを思い出し不安になる。近くにいた人に聞くと、そのホテルはいまは営業をしていないのではないかという。しかし昨夜は間違いなく電話で予約をしたのだ。でも今何回電話をしても出ない。仕方がないので別の宿に電話をし予約をする。宿泊客が少ない時期でよかったと思う。これが16時35分。
17時までに観自在寺に入れば納経してもらえる。町の人に距離を聞くと「ぎりぎりやね。」とか「ちょっときびしいね。」という。とにかく行ってみよう。そう思って走った。今日はかなりの距離歩いていて疲れていたがそれでも走った。お寺の前まで来たところで17時を告げるお寺のチャイムが鳴り出した。ここは高い階段もなく、境内もさほど広くなかったので納経所まで行くのに時間がかからなかった幸運もあり、無事納経を終えることができた。
納経を終え、やれやれと思いながら参道を歩いていると石畳のうえで大きなミミズが苦しんでいる。昨日山の中であったことと同じ状況だ。不公平があってはいけないので、ミミズを横にある芝生の上に移してやる。これで二匹目だ。恩返しはしなくていいからねと念のため言い添えておく。
宿はお寺のすぐ前、くたくたになって入る。それから昨夜予約を入れたホテルにもう一度電話を入れてみると、今度は若い男の人が出たのでいきさつを話し、キャンセルを伝える。この人もまた全く要領を得ない受け答えに終始する。キャンセルしてよかったと思った。
昨夜は薬を飲まなかったこともあり、また今日は距離も出たことから、内出血がかなり出ている。今夜は薬をのんで寝ることにする。
昨夜はテレビも新聞もない状態だったので8時前には寝た。ぐっすり寝たため4時ごろには目覚める。
6時出発。よく寝たことと時々雨が降る程度で曇り空、道も平坦ということもあって朝のうちは快調に進む。延光寺に近づいてきたところで前方からやってきた車が停まり、中から中年の男性が下りてきて「これをどうぞ」と言って500円玉を頂いた。出勤途中の忙しい中で、わざわざ車を降りてきてお接待をくださることに感謝する。
延光寺までは休憩を取らず一気に歩き8時に到着。みはら会から2時間、14018歩。参拝を済まして40番へ向かい始めたところで同宿だったお二人に会う。「歩くのが早いですねぇ。」と奥さん。今日は延光寺を参拝後帰途に着くそうだ。
国道56号線を歩く。宿毛市だ。ここはかなりの規模の都市だ。ここの子供達は挨拶がとてもいい。向こうから先に挨拶をしてくれる場合が多い。こちらも負けずに大きな声で「おはよう」と答える。考えてみると見ず知らずのおやじにこうして子供達から率先して挨拶をしてくれるということは中々できることではないと思う。遍路姿をしているからなのかもしれないが、それにしてもとても気持ちがいい。
11時ごろ、市内のお店で回転焼き(北九州ではこう呼びます)を買おうと思って立ち寄る。もう少しで焼きあがりますので中に入って待っていてくださいとおばさんに言われ店に入る。そこで話をしているうちに隣にあるタクシー会社の女性まで出てきて話が弾む。この女性が美生柑というみかんを三個お接待でくれた。夏みかんほどの大きさがあり、どうみても重そう。それで「一個でいいですから」と言うと遠慮をしていると受け取ったようで、「まぁそういわず、どうぞ」と重ねて言う。それじゃ、ここで一個頂きますといって食べてみるとこれがおいしい!実が柔らかくやさしくて甘い。ただ、白い部分は苦いので食べないように言われる。
民宿旅路でも同じようにおいしいみかんを食べさせていただいたが、それは白い部分もおいしいので食べるようにといわれた。そのことを言うとそれはコナツという種類だという。同じようなみかんでも種類によって味も、食べ方も違うのだと知る。ここでしばらく話をする。無言の行をしているような日が多い中で、このように見ず知らずの方たちとこうしてお話をすることができるということは楽しいことだ。更に暖かいねぎらいの言葉、思いやりを感じる言葉が混じるととてもうれしく思う。記念にということで写真を撮ってもらって二人と別れ、松尾峠へと向かう。
40番へ向かう道は松尾峠を越える遍路道と国道56号線を行く道があるが、遍路道を歩くことにする。峠は300mの高さと記されていたので、それほどきつくはないだろうと思ったのだが、実際に登ってみると相当に急な登りできつかった。しかも途中、林が切れたところで下草が刈られていない場所があり、道がなくなった!道を間違えたのかと思ったが、よくよくみるとわずかに誰かが歩いた後がかすかにうかがえる。ここだけ下草が刈られていないだけで遍路道には間違いはないようなので草を掻き分け進む。山の中は蛇がうようよしており、道のないところを進むのはあまり気持ちのいいものではない。とくにまむしは怖いので、注意をしながら進む。しばらく進むとまた林の中に入る。林の中では下草が生えていないので道がある。これでこれまで歩いてきた道が間違っていなかったことを確信する。遍路道はそのほとんどで草が刈られている。これまであまり深く考えずに歩いていたのだが、自治体やボランティアの方たちの努力があればこそこれまでのように順調に歩けるのであり、感謝しなければならないと改めて思った。
雲南町へ入り、昨夜予約をしたビジネスホテルへ電話をしたが誰も出ない。昨夜のなんとも要領を得ない受け答えを思い出し不安になる。近くにいた人に聞くと、そのホテルはいまは営業をしていないのではないかという。しかし昨夜は間違いなく電話で予約をしたのだ。でも今何回電話をしても出ない。仕方がないので別の宿に電話をし予約をする。宿泊客が少ない時期でよかったと思う。これが16時35分。
17時までに観自在寺に入れば納経してもらえる。町の人に距離を聞くと「ぎりぎりやね。」とか「ちょっときびしいね。」という。とにかく行ってみよう。そう思って走った。今日はかなりの距離歩いていて疲れていたがそれでも走った。お寺の前まで来たところで17時を告げるお寺のチャイムが鳴り出した。ここは高い階段もなく、境内もさほど広くなかったので納経所まで行くのに時間がかからなかった幸運もあり、無事納経を終えることができた。
納経を終え、やれやれと思いながら参道を歩いていると石畳のうえで大きなミミズが苦しんでいる。昨日山の中であったことと同じ状況だ。不公平があってはいけないので、ミミズを横にある芝生の上に移してやる。これで二匹目だ。恩返しはしなくていいからねと念のため言い添えておく。
宿はお寺のすぐ前、くたくたになって入る。それから昨夜予約を入れたホテルにもう一度電話を入れてみると、今度は若い男の人が出たのでいきさつを話し、キャンセルを伝える。この人もまた全く要領を得ない受け答えに終始する。キャンセルしてよかったと思った。
昨夜は薬を飲まなかったこともあり、また今日は距離も出たことから、内出血がかなり出ている。今夜は薬をのんで寝ることにする。
旅の地図
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プロフィール
歩人
かっちゃん